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WordPressとは?中小企業のホームページ運営に向いている理由と注意点

WordPressとは?中小企業のホームページ運営に向いている理由と注意点

世界のCMS市場でシェア59.1%を占めるWordPressは、専門知識がなくても自分でページを更新できる代表的な選択肢です。

ただし「作って終わり」にすると、更新やセキュリティ対策まで自分で抱え込むことになり、放置されたサイトが攻撃の標的になることもあります。無料で自由度が高い分、公開後の運用まで見据えて選べるかどうかが、使いやすさを左右します。

目次

  1. WordPressとは(定義)
  2. なぜ今、ホームページの運営体制を見直す必要があるのか
  3. WordPressと他の選択肢を比較
  4. WordPressの活用シーン
  5. 失敗しないWordPressの選び方
  6. よくある質問(FAQ)
  7. まとめ: WordPressは「作って終わり」にしない前提で選ぶ

WordPressとは(定義)

WordPressとは、専門知識がなくても管理画面からブログ感覚でページを追加・更新できる、無料のCMS(コンテンツ管理システム)です。世界のWebサイト全体の41.2%、CMSを利用しているサイトに限れば59.1%がWordPressで作られており(W3Techs調べ)、事実上の業界標準になっています。

テーマ(デザインのひな形)やプラグイン(機能拡張)が世界中で開発されているため、コーディングの知識がなくても見た目や機能を組み合わせて自社サイトを作れる点が最大の特徴です。一方で、サーバーの契約や公開後の更新は基本的に自分たちで担う必要があり、「作って終わり」にはできない仕組みでもあります。

なぜ今、ホームページの運営体制を見直す必要があるのか

CMSを使う世界のサイトの約6割がWordPressです。

W3Techsの調査(2026年8月時点)では、全Webサイトの41.2%、CMS利用サイトに限ると59.1%がWordPressで、2位のShopify(7.6%)を大きく引き離しています

出典: W3Techs「Usage Statistics and Market Share of Content Management Systems」

WordPressの重大な脆弱性が2026年7月に公表されました。

IPA(情報処理推進機構)は、標準的な構成でも管理者権限なしにリモートで不正操作される恐れがある脆弱性(通称「wp2shell」、CVE-2026-60137・CVE-2026-63030)を公表し、実証コードも公開済みであることを注意喚起しています

出典: IPA「WordPressの脆弱性対策について」

従業員100人以上の企業を対象にした調査でも、半数はアクセシビリティ対応を知りません。

総務省の調査(常用雇用者100人以上の企業が対象)では、自社ホームページを開設している企業は93.2%だった一方、アクセシビリティ規格について「知らなかった」と回答した企業は51.5%にのぼりました(出典: 総務省「令和6年通信利用動向調査報告書(企業編)」)。比較的体力のある企業を対象にした調査でもこの水準なので、専任の担当者を置きにくい小規模な事業者ではさらに対応が行き届きにくいと考えられます。

デジタル化の課題として「人材不足」を挙げる日本企業は48.7%と、諸外国と比べても高い水準です。

ホームページの更新・運用を社内の誰が担えるかは、多くの企業にとって現実的な悩みになっています

出典: 総務省「令和7年版情報通信白書」

CMSを利用する世界のサイトに占める割合。WordPress59.1%が最多で、2位のShopify7.6%、Wix6.1%、Squarespace3.5%を大きく引き離す
CMS市場におけるWordPressのシェア(出典: W3Techs「Usage Statistics and Market Share of Content Management Systems」2026年8月時点をもとに作成)

普及率の高さは「情報や対応事例が豊富」という安心材料になる一方、脆弱性のニュースが出るたびに更新対応が必要になるのも事実です。誰が・どのタイミングで更新するかを決めずに始めると、公開後に手が回らなくなりがちです。

WordPressと他の選択肢を比較

自分でゼロから構築・ノーコードビルダー・WordPress(保守込みで依頼)の比較。更新のしやすさ・デザインの自由度・セキュリティ対応・将来の拡張性の4項目で比較し、WordPress(保守込みで依頼)がfocal
ホームページの作り方の比較(更新のしやすさと安全性を両立できるか)

ホームページの作り方には、WordPress以外にもいくつかの選択肢があります。それぞれの特徴を、更新のしやすさや将来の拡張性を軸に比較しました。

← 横にスクロールできます →

  自分でゼロから構築 ノーコードビルダー
(Wix・Studio等)
WordPress
(保守込みで依頼)
更新・情報発信のしやすさ 更新のたびにコードを書く必要がある 管理画面から更新しやすい 管理画面からブログ感覚で更新できる
デザイン・機能の自由度 制約なく自由に作り込める テンプレートの範囲内に収まりやすい テーマ・プラグインで柔軟にカスタムできる
セキュリティ・保守対応 対策はすべて自己責任 提供会社側である程度担保される 保守込みで依頼すれば更新・対策まで任せられる
将来の拡張(予約・チャットボット等) 開発次第でどこまでも拡張できる プラットフォームの標準機能に限られやすい プラグインや外部連携で後から追加しやすい

※WordPress自体は無料ですが、サーバー・ドメインの契約や、更新・セキュリティ対策にかかる手間は別途発生します。自社で運用する体力があるか、保守込みで依頼するかは、事業者の体制に合わせて判断するのがおすすめです。

WordPressの活用シーン

  1. 営業時間・メニューの変更をすぐ反映したいとき — 季節メニューやキャンペーン、営業時間の変更を、外部に発注せず管理画面から即座に更新できます。
  2. ブログ・お知らせで情報発信を増やしたいとき — 更新頻度が検索エンジンでの評価にも関わるため、コラムやお知らせを自社のペースで発信し続けられる仕組みが役立ちます。
  3. 将来的に予約フォームやチャットボットを追加したいとき — プラグインや外部サービスとの連携で、後から機能を足しやすいのもWordPressの利点です。

失敗しないWordPressの選び方

  • 更新・保守を誰が担当するか — 公開後にセキュリティ更新やプラグインの動作確認を、社内でやるのか外部に依頼するのかを事前に決めておく
  • バックアップ体制があるか — 不具合や改ざんが起きたときに、いつの時点まで復元できるかを確認する
  • プラグインを入れすぎていないか — 便利な機能でも入れすぎると表示速度や脆弱性のリスクが増えるため、必要なものに絞る
  • レンタルサーバーの信頼性 — 自動バックアップやセキュリティ対策が標準で付いているサーバーを選ぶと運用の負担が減る

よくある質問(FAQ)

Q. WordPressは本当に無料で使えますか?
A. WordPress自体のソフトウェアは無料ですが、公開にはサーバーとドメインの契約費用が別途かかります。デザインや機能を拡張する有料テーマ・プラグインを使う場合はその費用も発生します。

Q. ホームページ制作会社に依頼するのと何が違いますか?
A. 自分たちで管理画面から更新できる点が最大の違いです。制作会社に「構築のみ」を依頼して自社で更新する形も、更新・保守までまとめて依頼する形も選べます。どこまでを任せるかを契約前に決めておくと、公開後の負担を減らせます。

Q. セキュリティは大丈夫ですか?
A. WordPress自体は世界中で使われ改善が続けられていますが、更新を怠ると脆弱性を突かれるリスクがあります。2026年7月にもIPAが重大な脆弱性を公表しており、公開後の更新を止めないことが前提になります。

Q. 制作会社に依頼したホームページに、あとから予約やチャットボットを追加できますか?
A. WordPressで作られたサイトであれば、プラグインや外部サービスとの連携で後から機能を追加しやすいです。構築時点で「将来こういう機能を足す可能性がある」と伝えておくと、拡張しやすい作りにしてもらえます。

まとめ: WordPressは「作って終わり」にしない前提で選ぶ

WordPressは世界のCMS市場で59.1%のシェアを持つ、事実上の標準的な選択肢です。専門知識がなくても自分で更新できる自由度の高さが魅力ですが、公開後のセキュリティ対策や不具合対応まで含めて、誰がどう運用し続けるかを決めておくことが欠かせません。

「自分で更新はしたいけれど、セキュリティ対策や不具合対応まで手が回るか不安」という場合は、構築から保守まで伴走してもらえる制作会社に相談するのも一つの方法です。liensでは、ホームページ制作の相談を受け付けています。将来的に予約フォームやAIチャットボットを追加したくなったときも、同じ窓口でまとめて相談できます。

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